はじめまして。1月よりISAPHマラウイ事務所に着任しました池邉佳織と申します。マラウイへは以前、青年海外協力隊にて派遣され、5歳未満児の健診や小学校での保健授業などを行っていました。今回の赴任にあたり7カ月ぶりに訪れたマラウイは、変わらない雄大な景色と人々の笑顔や現地語でのあいさつに癒されると同時に、でこぼこなオフロードに揺られる感覚から帰ってきたんだなあと実感しています。
マラウイでは、マラリアや感染症などで子どもたちが亡くなるケースがあります。この原因のひとつに低栄養があると考えています。そして、マラウイの約半数の乳幼児が低栄養であると言われています。しかし、食べ物が極端に少ないという状況ではありません。このため、少し工夫を加え意識を変えるだけで丈夫な体がつくられ、健康的な生活が送れると考えています。
現在ISAPHマラウイでは、前回のプロジェクト地域での活動をフォローしながら、新しい地域で母子栄養改善プロジェクトを始める準備を進めています。今回のプロジェクトを通し、住民たちが自分たちでできる工夫の仕方を伝え、少しでも彼らの意識や行動を変える手助けができれば幸いです。そして、たくさんの子どもたちが元気に成長し、多くの学びや経験を通して豊かな人生を送って欲しいと願っています。これから本格的にプロジェクトが始動していきますが、現地の人々やISAPHで一緒に活動している現地職員と協力し、楽しみながら邁進していきたいと思います。
ISAPH Malawi 池邉 佳織
以前一緒に活動をしていたプロジェクト地域担当の
保健ワーカーとの再会