iサイクル寄付金受領(2022年度)および寄付金運用(2023年度)報告

こんにちは、ISAPH事務局の安東です。平素より、ISAPHの事業に多大なご支援をいただき心からお礼申し上げます。2022年度にiサイクル様のご寄付により実施しました支援活動についてご報告致します。寄付金は、ラオスでの母子保健向上という活動目的を重視し、今年度はISAPHの活動地のパーコーン村の集会所の建設支援に使用させて頂きました。

iサイクル寄付金運用(2022年度)報告

パーコーン村の集会所の集会所建設支援

ISAPHが2016年から活動を実施するパーコーン村では、村民が集まりやすいとの理由から寺の境内でアウトリーチ活動を実施してきました。アウトリーチ活動で実施している妊婦健診においては衣服をめくって腹部を出す必要がありますが、女性が寺で肌を露出することはラオスで信仰されている仏教において禁忌であることから、住民やカウンターパートから寺で妊婦健診をするのは相応しくないという意見が挙がりました。そこで、境内に代わる活動場所として、新たに集会所を建設するために、同村の自助努力により木材やレンガ、セメントなどの建設に必要な資材や労働力を手配しました。柱と屋根まで設置することができましたが、壁を建設するにあたり、レンガやセメント、窓・ドアフレームの調達に係る費用が不足しました。そこで、ISAPHは不足する資材の一部(ブロック、セメント、フレーム)の購入に係る費用をiサイクル寄付金により支援しました。なお、本支援により建設される施設については母子保健活動をはじめ、公共的な目的で使用され、住民全体の生活水準向上に寄与することを見込んでおります。

集会所の通し柱を建てたところ

トタン屋根を載せたところ

寄附金をお渡ししたところ、お礼として素敵な織物を頂きました。

石塚職員も手伝っています

パーコーン村の住民は、日本人の温かい思いが詰まった寄付金にとても感謝しており、ペットボトルリサイクル事業に携わった全ての方にお礼のビデオメッセージを頂いております。

iサイクル寄付金の受領(2022年度)と運用計画(2023年度)

iサイクル坂西先生より、2022年度寄付金として、77,000円を受領いたしました。

日頃からペットボトルキャップ集めやキャップ仕分け作業にご協力いただいている皆様に心から感謝申し上げます。

今後も、ご支援いただいている方々とマラウイ・ラオスの人々をつなぐ橋渡し・交流の機会を作っていければと考えています。

受領いたしました2022年度寄付金は、下記の通り、マラウイ・ラオス両国にて運用を計画しております。

2022年度寄付金は、下記の通り、マラウイ・ラオス両国にて運用を計画しております。

(1)マラウイ

 ① 住民によるヘルスポスト建設支援

(2) ラオス

 ① 貧困者への入院生活支援や粉ミルク/卵支援

 ② 住民自治会による保健活動関連施設の建設支援

 ③ 村のボランティア活動用教材支援など

マラウイまたはラオスのカウンターパートの本邦研修が実現できた際には、保健行政の職員がiサイクルに協力してくれている小学校を訪問して、直接子どもたちと交流する機会を作りたいと思います。また、インターネット環境が整えば、パーコーン村の小学校とオンラインで日本の小学校をつなぎ、交流できる場に発展させていきたいと思います。

 

ISAPH事務局