大分県立看護科学大学で講義しました

ISAPH事務局の佐藤です。

2022年1月18日、昨年に引き続き、私の母校である大分県立看護科学大学における「国際看護比較論」にて、“開発途上国における国際保健医療活動の実際~NPO/NGOの視点から~”と題する講義をさせていただきました。私も卒業して、20年近く経ちますので、最近の学生さんの興味関心に沿った話ができるだろうかと、少し不安になりながらお話をさせていただきました。

講義の様子

日本にいれば、色々な情報網から海外のニュースを目にすることがありますし、街頭の募金活動などを目にしたこともあると思います。ただ、それらの情報だけで世界を理解しようとしてしまうと、海外の活動は自分と縁遠いと感じてしまうかもしれません。私自身、母校で色々な先輩方と会う前までは、自分が海外で働いていることを想像したことなどありませんでした。それで、今回の講義では、海外で活動する人たちが自分の近くもいて、国際協力が将来の選択肢の一つだと実感できること、そしてISAPHの命題である国際保健医療活動のリアルを届けること、をねらいとして話をさせていただきました。

時間の関係でISAPHの活動すべてを説明できませんでしたが、講義の後には「国際協力を身近に感じた。ボランティアやスタディツアーに参加したい。」、「国際協力は、ただ困った人に何かをあげる・助けるというイメージだったが、継続性など沢山考えることがあると気づいた。」など、ねらいに沿った感想をいただくことができました。もちろん、ISAPHの活動は色々な国際協力の一つのカタチであり、これがすべてではありませんが、私たちの活動を通じて、国際協力に関する理解を深めていただけたことが、とても嬉しかったです。

本講義にあたり、事前の情報交換や準備に快くご対応いただいた桑野先生、丸山先生、本当にありがとうございました。私たちは、海外の人々を対象とした活動をしていますが、そこで得られる情報や経験には、日本国内にも還元できる大切なメッセージや学びが含まれていると感じています。これからもISAPHが大分県立看護科学大学の学生さんにとって良い機会を届けられることを願っております。

ISAPHでは、NPO/NGOの活動について、大学や講話などの依頼を積極的にお受けするようにしています。もし、ご希望がありましたら、遠慮なくホームページの「お問い合せ」からご依頼ください。

ISAPH 事務局 佐藤 優