2014年3月末日、約3年半にわたるISAPHラオス事務所での任務を終了し帰国いたしました。
2010年8月にラオス国カムアン県で活動中の「母子保健プロジェクト」のアシスタントプロジェクトマネージャーとして赴任しました。以前、私は青年海外協力隊臨床検査技師隊員として首都ビエンチャンの総合病院検査室で2年ほど活動を行ったことがあったため、地方都市での保健医療分野のプロジェクトに従事できることに対しての期待と喜び、そしてこれまでとは違った職種で活動を行うことに不安を抱いてのラオス赴任でした。実際の村での活動は私にとって新鮮であり、また、これまで知り得ることのできなかったラオスの保健医療の問題点などを目の当たりにし、こういった問題を解決するにはどういう活動内容が現地の住民により効果的なのかを日々考えさせられる毎日でした。
ラオス母子保健プロジェクトを通じ現場を見て実感できた成果は、現地の人の栄養や衛生の知識レベルを向上させることができたことや、その知識を活かして実際に行動変容をおこすことができるようになったことだと思っています。また、私自身もこのプロジェクトに携わったことによって得たものはとても多く、現地住民と共に成長できた3年半であったと思います。
最後になりますが、ラオス赴任中にご支援・ご助言を頂きました皆さま、また、ISAPHへのご支援・ご寄付を頂きました皆さまへ心から感謝いたします。ありがとうございました。
ISAPH LAOS 楾 清美
帰国前のバーシーの儀式