福岡国際交流協会主催の国際協力フェスタ「地球市民どんたく2013」が、福岡の天神アクロスにおいて11月9日、10日の両日開催されました。このフェスタにはJICA九州国際センターをはじめ、国際協力の分野で活躍する19団体が参加し、ISAPHも聖マリア病院国際事業部のご協力により、聖マリア病院との合同で初参加することになり、活動紹介のブースを確保して頂きました。福岡県最大のイベント会場であるアクロスには国際協力に興味をもつ多くの方が来場され、各ブースを訪ねて海外での活動の話や、その国の文化習慣などについて熱心に耳を傾けておりました。スタンプラリーを楽しみながら各ブースを駆け回る子どもの姿も多く、珍しい国の名前や写真、そして民芸品や民族衣装に目を丸くしている姿が印象的でした。
私共のブースには、2日間で約250名の方にお越し頂きました。年齢層は下は幼稚園児の子どもから、上は80代でありながら若々しいご老人までと幅広く、お話をした感じでは比較的海外に出た経験のある方が多かったと思います。中には30年以上東南アジアの諸国で仕事をされていた方や、青年海外協力隊員としてアジア、アフリカで活躍された方もおり、海外での仕事の厳しさ、難しさ、そして醍醐味についてなど意見を交わすことができたことは思わぬ収穫でした。また国際協力について自分なりの意見をお持ちの方も多く、中には「世界の軍事費を全て国際協力に回せば、世界が平和になり、開発途上国の発展にも大きく寄与できるのに、国際協力を実際にやっている団体らが訴えないのはおかしい。もっと現実を見て支援の方法を考えなさい!」と発破をかけて下さった熱い方もおりました。
この2日間、多くの方にISAPHと聖マリア病院の国際協力活動について話を聞いて頂いたことで、より国際協力や開発途上国に興味を持ってくださる方が増えることを期待しています。
最後のイベントとして炭坑節の盆踊りがありました。留学生などの外国人らも参加し、みんなの笑顔で国際フェスタを締めくくったあたりは、福岡ならではの味わいが感じられ、参加団体が主体となって実施した手作りの心のこもった「おもてなし」を実感した一幕でした。
ISAPH事務局 磯 東一郎
ISAPH・聖マリア病院の活動紹介ブース
盆踊りの様子