ISAPH の故野田進士理事ご遺族からご寄付頂いた資金で建設された野田メモリアル研修センターのセバンファイ郡への譲渡式、及び、開所式典が4月7日に執り行われました。故野田理事は生前、聖マリア病院とISAPH の連携で実施されている初期研修医のフィールド研修などの人材育成活動を高く評価されており、その故人の遺志を継ぎ、ISAPHでは、スタディツアーでの研修や地元の住民保健ボランティア育成研修のための小規模な研修センターを建設する運びとなりました。この建設には、セバンファイ郡の強い要望もあり、建設に必要な木材の一部と敷地の提供の他、電力、水道等の管理費も郡で賄うということになりました。
開所式典には、野田佐智子夫人、聖マリア病院井手理事長、ISAPH小早川理事長が日本より参加されました。野田ご夫人の挨拶では共に感極まって涙する参加者も多く、野田ご夫妻のラオス保健医療発展への深い想いが込められた研修センターであることを改めて感じることができた式典でした。その後、バーシーというラオスの伝統儀式が執り行われ、参加者の方々もラオスの文化に触れることができたのではと思います。今後はISAPHの活動に役立てるだけでなく、他の機関にも利用されるような研修センターになるよう望みます。
ISAPH LAOS
研修センターの前で