ラオスでの活動を終えて
2006年8月からISAPH Laosの活動に参加し、今年7月に2年間の任期が終わり帰国しました。 現在は、外科病棟の看護師として働いていますが、ラオスにいた頃に比べると3倍くらいのスピードで毎日が過ぎ去っている気がします。
ISAPH Laosでは主に村落部での母子保健活動ということで、地元の医療従事者と共に村を巡回しながら子供達の身体計測や予防接種、妊産婦健診、一般診療などを行っていました。活動は村の人達の農作業の時間とずらして行うため、夕方村へ行き夜8時ころから健康教育を実施、そのまま村長さんの自宅に泊めてもらって朝5時ころから実際に子供達の身体測定などの活動を実施していました。そして村人達は7時には農作業に出かけていきます。私達は夕方また別の村へ移動するのですが、その間空いた時間で、夕飯にする魚を取ったり山菜を取りに行ったり木陰で昼寝をしたりという生活でした。 村には電気も水道ももちろんガスもなく、村長さんの家では水汲みをしたり薪で火を熾して食事の準備を手伝ったりと日本ではする事ができない経験もしました。
活動もどうにか軌道に乗ってきて乳児死亡率の低下など徐々に成果が見え始めています。 私は日本に帰国し新しい職場で働いていますが、今後もラオスでのISAPHの活動見守っていきたいと考えています。
ISAPH LAOS 篠原久美子
篠原職員 サトウキビ畑で