ISAPHとして初めてのラオス入り。
問題を捉え、プロジェクト形成のための情報収集を実施。
対象:スマトラ沖地震で被害にあったラオスの隣国タイの支援が行き届いていない漁村。
① 津波で流されてしまったIDカードや健康保険証、勤労許可証の再発行の手続きの代行
② 生活支援
・生活に必要な物資の仕分けや配布の手伝い
・配布訪問時に健康を害している人の把握
・必要者には受診手続き
・巡回診療チームへの同行
・両親を亡くした子供や衛生設備への寄付
ラオス国保健省官房次長(現官房長官)のナオ・ブッター氏を聖マリア病院へ招へいし、ラオスの保健医療の課題について情報交換した。
ラオス外務省より、ISAPH は正式な海外の活動団体として承認された。
カムアン県セバンファイ郡でプロジェクトを実施するため、MOU(Memorandum of Understanding:了解覚書)に調印・署名(2006~2008年)。
ISAPHと聖マリア病院は地震発生後の10月14日から医療支援チーム(聖マリア病院職員3名:医師 2、看護師1)
を現地に派遣。
①医療支援活動に貢献できるところの判断
②災害時医療支援においてISAPH/ 聖マリア病院の取り組み方、の検討
ISAPH は、既に現地(日本の緊急援助隊医療チームが活動していたバタグラム地区)で医療活動を行っていた日本のNPO HuMA(Humanitarian Medical Assistance)と連携を行うこととし、聖マリア病院と東京女子医科大学に人材の協力要請を行い、平成17年11月13日から11月26日まで、5名(医師2名、ロジ1名、看護師1名、助産師1名)を派遣し医療活動を行った。
聖マリア病院はISAPH を通して医療支援チームを現地に送ることを決定。
そこで、HuMA との合同医療チーム形成を申し入れ、HuMA メンバーと合同で中部ジャワ地震災害地での医療支援活動を
行うことになった。
・Kalimasada 病院支援活動
・被災地巡回診療(Mobile Clinic)および近辺生活調査
・総合病院での整形外科手術などの技術協力
・情報収集
活動地で乳児死亡が多発しており、省庁レベルの関係者と情報交換し、バーバルオートプシー(聞き取.りによる死亡原因の診断)調査を決定した。
結果、ビタミンB1 欠乏による乳児の心脚気が原因の一つとして疑われた。その実態を探るべく、聖マリア病院、東京女子医科大学、タケダライフサイエンスリサーチセンターで協働し、母親の血液と母乳のビタミンB1量を測る追加調査を実施。
→ 結果についてはコチラ
開発途上国において貢献できる国際保健分野の人材育成支援の開始。
・臨床研修医
・看護師や助産師などの保健医療職者
・将来国際保健医療協力を志す学生
カムアン県セバンファイ郡における第2期MOUを署名・調印(2008~2011)し、JICA草の根技術協力事業「生き生き健康村づくりプロジェクト」を同時に開始。
プロジェクト対象であるセバンファイ郡に、ISAPH理事の野田教授より資金提供いただき、保健医療職の研修センターを建設、寄贈した。
カムアン県の洪水被害者に対し、救援物資(ペットボトルの水300本、医薬品、即席めん等)の支援を行った。
ラオス政府の要請を受け、カムアン県セバンファイ郡のと母子保健プロジェクトを延長し、第3期のMOU(2012~2014)を締結した。
JICA草の根技術協力事業「子どもにやさしい地域保健プロジェクト」を開始するため、MOUを署名・調印した。
セバンファイ郡カシ地区において、ISAPHが支援するうちの3つの村が、ラオス国が設定する"健康的な村"の基準を満たし、「モデル・ヘルシー・ビレッジ」に認定された。
これまでの活動で住民の衛生状態や生活習慣から多くの住民が寄生虫に感染していることが分かった。
病院で働く検査担当者が、適切に検体を検査できることを目的として、カムアン県のすべての郡病院を対象に研修会を開催した。研修開催にあたっては、一般財団法人名古屋公衆医学研究所と連携し、講師を派遣していただいた。
カムアン県保健局の要請を受け、聖マリア病院の資金援助により、ISAPHの活動地の一つであるカシ地区にヘルスセンターを建設。
ムジンバ県保健局と共に乳幼児の総合的な健康増進を図るため、栄養状態の改善と予防接種の強化を同時に行う事業を、公益信託アフリカ支援基金の支援によって立ち上げた。活動地域のムジンゲ村に設置されている保健施設(ヘルスポスト、以下H/P)にワクチン保管のためのソーラーパネルと冷凍冷蔵庫を設置することにより、安定的なワクチン接種の体制を整えた。
これまでカムアン県セバンファイ郡で活動してきたが、ラオス政府の要望もあり、その成果を支援が届きにくい遠隔地で展開することになった。同県サイブートン郡という地域は、インフラの整備も遅れており、アクセスが容易でない。新しい地域の健康問題を把握するために事前調査を実施した。
ISAPHが聖マリア病院と共同で実施しているJICA草の根技術協力事業マラウイ「子どもにやさしい地域保健プロジェクト」でのカウンターパート本邦研修を実施。
2005年から十年間実施した、ラオスのカムアン県セバンファイ郡で母子保健プロジェトを終了。
新規にカムアン県サイブートン郡で活動を行うためのMOU(2016~2019)の調印式を開催した。
2015年11月よりおよそ5ヶ月にわたり、ISAPHではマラウイ国における急性低栄養を対象とした治療プログラムに対して治療食(補助栄養食)の緊急支援を実施。
「子どもにやさしい地域保健プロジェクト」が2016年5月29日に終了し、プロジェクト終了のおよそ1ヶ月前に同プロジェクトの最終報告会を開催した。。
サイブートン郡内では建物の損傷が激しいとのことから、屋根材を寄付することに決定。
サイブートン郡病院で、郡病院母子保健サービス向上支援活動(5S-KAIZEN)をスタート。
2017年4月より、公益財団法人味の素ファンデーションの援助を受けて、子どもの栄養改善に向けた新しい取り組みを開始。
村が独自に緊急搬送や生計向上のためのシステムを持ち、それを運営・管理できるよう、ISAPHラオス事務所は支援を開始。
新システムは緊急搬送基金と小規模融資(リボルビングファンド)の2つに分けて管理することにし、その2つの基金をまとめて家族開発基金という名称にすることが決定。
現地保健ワーカーの活動拠点(兼住居)の建設支援事業を開始。
同年に予定していたチャンジョブ・ヘルスポストとカウンディ・ヘルスポストを担当する保健ワーカーの活動拠点2軒が完成。
2018年5月より、JICAの支援を受けて、ムジンバ県マニャムラ地域での新プロジェクトが正式にスタートし、それに先立ちムジンバ県の各行政部門長からなる県実行員会を発足。座長の県保健局長以下、公衆衛生部門責任者、栄養部門責任者のほか、県庁計画開発部、農業局、地域開発局、社会福祉局などの部門長がメンバーとなり、プロジェクトを運営する体制が固まった。
ラオス国カムアン県サイブートン郡で、保健行政が主催する年次報告会が開催された。
2016年から約3年にわたるISAPHの活動について、「サイブートン郡の保健衛生の向上に寄与した」ということで、郡庁より
表彰される。
農村部のプライマリ・ヘルス拠点であるヘルスポストを建設事業を開始。2021年、セント・アンス・ヘルスポストが完成。
カムアン県サイブートン郡で新たにプロジェクトを行うためのMOU(2020~2023)の調印式を開催した。
JICAの支援を受けて、カムアン県サイブートン郡で新プロジェクトがスタート。
2018年より農村部に保健ワーカーの活動拠点(兼住居)の建設支援事業を開始。2020年までに、ムジンバ県南部保健局の管轄地域にヘルスポストを担当する保健ワーカーの活動拠点14軒が完成。
味の素ファンデーションの支援を受けて、ラオスの食用昆虫のフードシステム構築のプロジェクトをスタート。
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