ラオス　セバンファイ郡カシ地区健康村認定式典に参加して

先日、セバンファイ郡カシ地区健康村認定式典に参加してきました。健康村とは、健康に関連する各指標をクリアした村に与えられる認定証です。この認定を受けることは、村人のステイタスや、帰属意識を高めるものになっているようです。そして、この目標に向かって村人が協力することによって団結力を高めることにも役立っているようです。

さて、今回認定を受けたのは、ＩＳＡＰＨの活動地区であるカシ地区のカシ・ケンケーン・ブーンサナン村の3村です。そして、この認定を受けるには下記の項目を全住民の70％がクリアしなくてはなりません。この調査は郡保健局が行います。

1. 家の周りを清潔にする。
2. 家の周りにフェンスを作る。
3. 蚊帳を使って就寝し、蚊よけを焚く。
4. 家畜や家禽を家の敷地内に入れない。
5. 各家にトイレを設置する。
6. 予防接種を受ける。
7. 妊婦は出産前に健診を4回受ける。
8. 飲料水は沸かして飲む。

式典には、県保健局や郡保健局、そして郡長や県庁からも役人がお祝いに駆けつけます。 一通り挨拶が済み、認定式が終わると、お祝いのバーシーが始まります。参加者の中には いつも活動に積極的に参加してくれている村長やVHV（Village Health Volunteer）の姿もあり、皆いつもよりも笑顔が多く、印象的でした。今回はＩＳＡＰＨの活動対象地区が認定されたこともあり、非常にうれしかったです。また県保健局長の挨拶の中で、今回の認定にはＩＳＡＰＨの健康教育の成果もでているとの言葉がありました。このようなことがあると、我々にも励みになります。まだまだ70％という指標は低いと思いますが、これからも維持増進できるように住民と力を合わせて活動に励みたいと思います。