赤羽職員着任のご挨拶

はじめまして。この度ISAPHラオス事務所にプロジェクト調整員として赴任致しました、赤羽由香と申します。2013年7月までJICA青年海外協力隊で臨床検査技師としてラオスに派遣されていました。配属先はラオス南部に位置するサワナケット県病院検査科で、主な活動は精度管理方法や検査方法の指導、衛生指導などを行っていました。それ以外に任地の小中学校を対象とした健康教育も行いました。

協力隊員としてラオスで活動を行っていた時は検査科職員を対象とした活動だったため、地域住民と直接関わる機会はあまりありませんでした。そのため協力隊任期終了時には、今度は地域住民と関われるような活動もしてみたいと思うようになり、もう少しラオスと関わってみたいと考えるようになりました。今回このような形で再びラオスに赴任することが出来ましたことを大変嬉しく思っております。

ラオスでは地域住民の保健衛生に対する認識は低く、道路などのインフラが未整備であることにより、基本的な保健医療サービスへのアクセスが困難な状況が多くあります。また、医療サービスの質の低さ、伝統的治療への依存があることから、医療施設が十分に利用されていない現状もあります。ISAPHでは住民参加型の地域医療保健の向上支援を行っています。今後は地域住民の保健医療サービス向上に貢献できるよう努めて参りたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

ISAPH LAOS 赤羽 由香
小学校で寄生虫感染予防の指導をしている赤羽職員(左)