岩田職員(ラオス)が聖マリア医学研究会で発表

2011年1月29日(土)に聖マリア学院大学で行われた、聖マリア医学会研究会に参加しました。 シンポジウムのテーマは「国際看護協力の実績を踏まえて~中南米・アジア・アフリカの報告と今後~」で、3人のシンポジストのうちの1人としてISAPHの活動を通じラオスで 実施してきたことなどを発表しました。私の他に、聖マリア学院大学の小川正子先生からは中南米の看護教育プロジェクトを中心に周辺国同士の看護人材育成のための協調について、同じく聖マリア学院大学の秦野環先生からはアジアやアフリカの女性が置かれている状況について発表がありました。当たり前のことですが、国や民族ごとの様々な習慣によって看護教育の位置づけや女性の立場や役割が大きく違うことに目から鱗の思いでした。

このシンポジウムには国際看護協力に興味を持つ聖マリア病院職員、聖マリア学院大学の学生や職員の皆さんが集まり、各シンポジストは時間いっぱいまで自らの経験や活動や課題について伝え、質疑応答でも各国の看護や医療の状況、男女の役割について語りました。今回の発表を通じ、関係者をはじめ、より多くの方々にラオスやISAPHの活動について知ってもらうことができたと同時に、私が訪れた事のない国でどのような事が起こっているのか知る事もできたという大変良い機会を与えていただき、厚く御礼を申し上げます。また、私は誰もができるわけではない事を経験させてもらっており、それを効果的に分かりやすく、多くの人に伝えなければならないということの責任の重さについても改めて痛感しました。

ISAPH LAOS 岩田 和子

質問に答える岩田氏(中央)

講演中の様子