聖マリア病院井手義雄理事長のラオス訪問に同行して

ISAPH は2004年7月内閣府の認証に続いて2005年5月、ラオス政府よりのNGO認証、及び活動の現場となるカムアン県での活動許可を得ました。これに至る経過は超高速で、内外のISAPH の支持者の驚きやいかにというところであります。

これに応えるべく、聖マリアグループ総帥である井手義雄聖マリア病院理事長は9月10日より約一週間の旅程でラオスを訪問されました。小職も同行致しましたが、短期間の強行軍のなか、精力的にアサン第一副首相始め、保健省幹部、JICA ラオス事務所所長、NGO担当者等を表敬され、更に長駆、カムアン県都タケクを訪れ、県衛生部部長及び関係者と一夜歓談されました。何れの機会においても井手理事長は、ISAPHを支えてゆく不屈の意志とその活動への抱負を語り、またそれに対するラオス側よりの協力を強く要請されました。今回の井手理事長のラオス訪問はラオス側関係者、更にISAPH現地駐在者への大きなインパクトと事業への推進力を与えたことは確かであります。

このような背景の中ISAPHの事業は既に駆動を開始し、ラオス国保健省、JICAによるマラリア防圧調査への参加協力、カムアン県水害復興支援、更には聖マリア病院臨床研修医国際保健コースの整備計画等は実績を挙げつつあるところであります。

皆様の変わらぬ御理解、御協力を御願い致します。

ISAPH 理事長、東京女子医科大学国際環境・熱帯医学教室教 小早川 隆敏