小早川理事長・渡部理事の来ラオス同行について

3月28日から4月2日にかけて、ISAPHの小早川隆敏理事長・渡部和男理事(以下、理事長・理事)がビエンチャンとタケクを訪問され、私がその間同行させて頂きましたので、報告させて頂きます。

3月20日のラオス国民議会と地方議会選挙の後の28日、理事長・理事がビエンチャンに到着されました。29日の保健大臣代行の面会がいったんは決まっていたものの、大臣代行は党の重要な会議に参加するため、ISAPHも日頃から大変お世話になっているナオ・ブッタ局長との面談に変更になりました。約束の時間に保健省を訪れると、ナオ・ブッタ局長が笑顔でわれわれを入口まで迎えてくれました。理事長の挨拶の後、ナオ・ブッタ局長よりISAPHのセバンファイ郡での活動への感謝の言葉が述べられました。その日の夕食は日本大使公邸で、引原大使、ナオ・ブッタ局長、JICA事務所の牧本次長等とともに会食致しました。ナオ・ブッタ局長より、ラオスの保健衛生事業についての説明の後、少数民族におけるワクチン接種や緊急輸送面における課題についての議論を行い、理事長、理事よりISAPHの活動の成果とサイブートン郡での新規の活動についての説明を行いました。

3月31日にビエンチャンからタケクへ移動し、翌1日にカムアン県保健局トーラカーン局長と面会されました。理事長より県保健局をはじめ各関係先の協力に対する感謝とサイブートン郡での活動に対する協力をお願いしたい旨の挨拶が述べられ、それを受けて、トーラカーン局長よりサイブートン郡での新規MOU(了解覚書)については早期に承認が貰えるよう引き続きフォローをしていくようにとのお話しがありました。その日の夜は、理事長・理事を囲んでの夕食会が催され、トーラカーン局長、ボミン・カムアン県外務局長など約20名が参加されました。

上記スケジュール以外にも、にISAPH顧問の内田映三氏とそのご家族やISAPHラオス事務所スタッフとの会食、JICA牧本次長・青木保健セクター担当、在ラオス日本国大使館大西参事官とのミーティングに参加されました。新規MOUの外務省での承認手続きについてお二人からアドバイスを頂いた結果、4月6日に外務省の承認を得ることができました。

ISAPHラオス事務所は、セバンファイ郡での活動報告会の後、サイブートン郡での活動を開始し、事務所の体制も変更になります。今年は、ラオス政府同様、ISAPHラオス事務所も忙しくなりますが、理事長・理事から元気を頂きましたので、さらにラオスの保健医療に貢献できるように頑張っていきたいと思います。

ISAPH LAOS 武繁 政昭
保健省ナオ・ブッタ局長を表敬訪問
県保健局トーラカーン局長を表敬訪問