福山職員のラオスレポートVol.8 オープンバーバー

久々の更新となるラオスレポート、今回は床屋を紹介したいと思う。ラオスに来て最初の2回は事務所前の床屋で髪を切った。なんとも不衛生な床屋。タケクではエアコンの効いた床屋は見たことがない。ほぼすべての床屋は、窓・ドアなどがなく、外から丸見えの状態で切ることになる。私は、オープンバーバーと命名した。

まず、最初に2cmくらい切ってくれと依頼した。するとお姉さんは頷き、いきなり5cmほどざくっと切っていく…通じていない。まあ、初回だから仕方ない。出来上がった髪型は、昭和初期のお坊ちゃん風である。そして、2回目。また事務所に近いというだけの理由で、同じ店に。前回同様2cmくらいとお願いし、同じくざくっと5cm切られることになる。髪を切った後は、耳かきと洗髪のサービス付で値段は約150円。耳かきは、他人の使った耳かきをそのまま使用するので遠慮する。そして、前掛けの首元が緩い。よって散髪後は体中が毛の混入によってちくちくする。後で近所のラオス人の友人に聞いた話によると、彼女はベトナム人でラオス語が分からないからだということで話は決着をした。(もちろんそんなことはない)

次は、お隣の国タイで切ることにした。髭剃り込みで約240円。ナコンパノムという町も決して都会ではない。しかし、エアコン付で室内の床屋である。さすがタイ、私はこういのを望んでいたんだと、張り切って入る。ここでも同じようにお兄さんに2cmくらいねと言う。そうすると、ざくっと5cm切られる。お兄さんお前もか!それでもタイで切ったからであろうか、少し都会風に仕上がった。その次もわざわざ1時間半かけてタイの同じ床屋へ。そして同じことの繰り返しになる。次は面倒になったので、再びタケクのオープンバーバーを数軒試す。こちらには少し切るというテクニックが無いのか、思い通りになったことが無い。少々薄くなってきた髪に、いたわりのある床屋を探すのはタケクでは難しいようだ。

ISAPH LAOS 福山 修次

かなり短く切られるバーバー

バリカンを得意とするバーバー