2016/11/11

国際学会へ参加して考えたこと

ISAPH 事務局  村井 俊康

ISAPHのポスターについて説明するISAPH理事の浦部医師


第48回アジア太平洋公衆衛生学術連合国際会議(Asia-Pacific Academic Consortium for Public Health Conference)が2016年9月に東京都で開催されました。ISAPHからは、理事の浦部医師及び事務局から村井が同学会へ参加し、当団体の活動を紹介しました。村へ保健サービスを届ける体制の改善という観点から、現地ボランティアの活用についてポスターにまとめて発表しました。

さて、ポスターの読みやすさや、視覚に訴える表現もさることながら、学会発表では、考え方や論理をどう表現するかが大切であると強く感じました。そもそも、ISAPHの活動は、問題の所在を明らかにし、それに対して介入を行うというものです。公衆衛生や村落開発の問題をうまく見える化しながら、プロジェクトを推し進めることでそれがどのように解消されるのかを表現できれば良いですし、また、そこが面白さなのだろうと感じています。

今回の学会では、日本における生活改善の歴史についても発表があり、当方としても大変興味深く聴講しました。ISAPHでは、活動地域における母と子の栄養状態を改善したいと考えています。そのために、先のマラウイでのプロジェクトでは、栄養や衛生に関する正しい知識を普及しましたし、その中で、現地ボランティアの活用という流れにもつながりました。今後、知識普及の対象や方法について新しい手法を試すことも一つの可能性です。もっとも、知識の普及のみでは(他の問題も改善されない限り)もう少し見える形での栄養改善には結びつかないのではないかと危惧しています。保健医療の知識のみではなく、農村開発や収入向上等、他の知識も持った上で活動地域へと入っていくことが重要なのではと考えています。