2016/11/15

JOCA活動視察を終えて

ISAPH Malawi 朴 正美 

説明を熱心に聞く参加者たち


活動紹介で行った劇でのひとコマ


視察後の記念撮影


2016年6月30日、ISAPHの活動地域と同じマラウイ国ムジンバ県で農民自立支援活動をしているJOCA(Japan Overseas Cooperative Association:青年海外協力協会)「農民自立強化・生計向上プロジェクト」の活動視察に行ってきました。ISAPHスタッフと、コミュニティーから代表として選出された現地ボランティア計21名が参加しました。今回は活動視察だけでなく互いの活動を知るためのワークショップも実施し、ISAPHの栄養改善活動について知っていただく機会も設けていただきました。以下の通り報告いたします。

まずJOCAのプロジェクトサイトであるバクレゾーンを訪問し、代表の方から養鶏場、堆肥作り、窯によるパン作り、にんにくやいちごなどの市場価値のあるものを作って現金収入を得る換金作物栽培などを見学させていただきました。バクレゾーンの皆さんがこれらの活動を始めたのは、それぞれのコミュニティーでまずニーズアセスメントを行い、今自分たちに何が必要なのかを認識したからとのことでした。また、換金作物の栽培を始めたことで家計水準が向上し、自宅の家具が増えたりトタン屋根を付けることができたりしたという話を聞き、その変化があった家も見学することができました。プロジェクトサイト訪問中はどの参加者も熱心にメモを取り、積極的に質問をしていました。

次に、ISAPHの活動内容紹介と健康教育を歌と劇を通じて伝えるワークショップを行いました。テーマは「六大食品グループの中から普段の食事にできるだけ多くのものを取り入れよう」というもので、農業を通じてコミュニティー開発を目指すJOCAキャッチメントエリアの皆さんに是非知っていただきたいメッセージを込めて、当日まで何度も練習を重ねてISAPHスタッフと現地ボランティアが一丸となって準備してきました。JOCAのコミュニティーの皆さんもJOCAの活動内容に関する歌や劇を披露してくださり、大変盛り上がったワークショップとなりました。その後は、意見交換をする場となりました。「栄養について知ったことで、その知識を活かし今後どの作物を栽培するか考えたい」とJOCA側の参加者が言ってくださったことが印象的でした。

JOCAの活動を通して農民が安定した収入を得られ、人びとの生活水準が徐々に変わってきたこと、それらを実感した農民がまた他の農民へと伝え、より多くの人が自立していき、コミュニティーが活性化することがJOCAのプロジェクトの目的であることを知ることができたのは、我々にとってとても大きな出来事でした。帰りのバスの移動中、数名が「エディンゲニに戻ったら早速換金作物を作って、より栄養のあるものを子どもたちに食べさせるんだ!」と意気込んでいたほどです。

このように参加者は今回のJOCAの活動視察を通して「自ら問題点を探り、解決に導くこと」の重要性を感じてくれたと思います。村民が抱える問題に対して自発的に問題解決に向けて活動していくことがコミュニティー開発をより早く進められることも実感したのではないでしょうか。