2015/12/4

第3回ジャパン・フェスティバル参加報告

ISAPH LAOS 武繁 政昭 

ボランティアさんと来場者の友人と一緒に撮影


JICA事業のチーフアドバイザーの野田先生がブースを訪れてくださいました


ラオス外交樹立60周年という節目にあたる今年、ISAPHは「第3回ジャパン・フェスティバル」(11月13日から15日にかけてビエンチャンのラオス国立文化会館で開催。以下フェスティバル)に、ブース出展致しましたので、下記の通り報告致します。

ISAPHのフェスティバル参加は2回目になりますが、今回は『より多くの人にISAPHの活動や成果を理解して頂く』ことをテーマにしました。フェスティバル主催者の在ラオス日本大使館からの開催告知と出展募集の案内が10月上旬にあり、開催まで約1ヶ月とせまっていましたので、準備には出来るだけ既存の教材やパンフレット等を活用しました。

その中で子ども達やお母さんに最も人気だったのは、「パネルシアター」でした。「パネルシアター」は、ISAPHが母子の栄養状態の改善に向け「分かり易く、楽しく、興味が持てる」健康教育の実践のために活用してきた教材です。当日は、3大栄養素毎に子ども達が分かれ、いろいろな食材をパネルに張っていくというゲームを行いました。その他、ISAPHが県や郡保健局職員と共に毎月行っている乳幼児の発育測定の体重測定も実施しました。今回のフェスティバルへ来場した子どもには低体重児の子どもはいませんでしたが、定期的に体重を測ることは健康管理に繋がることを、体感できたようです。

私も今回のフェスティバル出展は初めてでしたし、出展申し込みにあたっては、準備や当日のマンパワー不足を懸念していました。しかし、インターンの百合澤さんがポスターやちらしの作成に尽力され、立派な制作物が当日までに出来上がりました。当日の運営は、ラオス国立大学の学生さんを含む6名のボランティアが駆け付けてくれ、ラオス人の来場者に丁寧に説明してくれました。その結果、来場者の中には、ISAPHの活動に理解を示し、更に支援したいと意思表示してくれた方がいらっしゃいました。

ISAPHのブースに来場された方の中には、ISAPHの10年間の地道な活動をご覧になって、多くのお褒めの言葉をかけてくれた方が沢山いらっしゃいました。フェスティバルに、とかく歌や音楽といった派手なパフォーマンスを期待して来場される方も多いと思いますが、ISAPHや他のNPOの国際協力の活動成果をラオス外交樹立60周年という節目で、多くの方に紹介できたという点で、良かったと思います。また、ビエンチャン在住の日本人やラオスの方とも会場でお会いし、交流を深めることができたのも成果の一つだと思います。ISAPHは、来年からカムアン県内のセバンファイ郡を離れ、他の郡での母子保健活動の準備を進めています。今まで築き上げてきた実績と信頼を絶やすことがないよう、また更にラオスの人々の母子の栄養状態の改善に貢献できるようこれからも頑張っていきたいと思います。

 

日ラオス外交関係樹立60周年記念第3回ジャパン・フェスティバル参加レポート

ISAPH LAOS 百合澤 順子 

パネルシアターの3大栄養素ゲームを楽しむ参加者たち


ブース内の様子


2015年11月13~15日にラオスの首都ビエンチャンのラオス国立文化会館駐車場スペースにて日ラオス外交関係樹立60周年記念「第3回ジャパン・フェスティバル」が開催されました。企業、各活動団体、飲食関係等の約40団体のブースが出展され、ステージではゲストや一般公募からの公演もあり、ファッションショー、ライダーショー、武芸披露等、日本やラオスの文化を感じさせる様々な演出がありました。3日間で前回の2年前を上回る累計約11,000人が来場し会場は終日賑わっていました。

ISAPHはスタッフ計4名、ボランティア計6名と共に3日間ブース出展しました。2015年は様々な局面で節目の年であり、ラオス人民民主共和国樹立40周年、ミレニアム開発目標MDGs(Millennium Development Goals)も評価の年、ISAPHもカムアン県での母子保健事業が発足し10年目を迎え、今年でセバンファイ郡の活動を終了し、来年からサイブートン郡での活動を予定しています。この機会に多くの方へ活動理解して頂きたいという思いを込め準備に取り掛かりました。ラオス語、日本語、英語のパンフレットの用意、過去10年間の活動を振り返りスタッフ全員で写真展の写真選択、参加者にも活動内容を体感して頂ける様5歳未満児対象の体重測定実施と成長曲線での体重評価、保健・栄養指導で実際に活用されていたパネルシアターを設置、一目でブース内容をすぐ理解して頂けるようポスター作成、先月学会で使用したポスターも展示しました。国内外からいらした観光客や一般の方から日本や海外の活動団体、同業団体、政府関係者等多くの方に来展して頂き、ボランティアと協力しながら一人一人に活動紹介をさせて頂きました。3日間で用意していた500部のパンフレットはなくなり、パネルシアターの栄養指導は子どもだけでなく大人も一緒に盛り上がり、設置した募金箱にも多くの方にご支援頂きました。

今回はISAPHの活動を“外”に発信する機会だけでなく、“内”に対する皆さんのご意見を伺う機会でもあったと思います。普段誰かに評価される機会はあまりありませんが、「ラオスのためにありがとう」「素敵な活動ですね」と多くの方に共感や励ましの言葉を頂けました。またラオス国内外の母子保健事業に対して、国際協力について、ISAPHの活動に対して等、それぞれの視点、様々な思いを知り、相互理解を深める場にもなったのではないかと感じています。

今回、過去10年間の活動を紹介させて頂き確かな成果が存在する活動として多くの方に共感していただけました。その背景には、長年の活動に関わられた関係者一人一人の思いや努力があり、今に繋げられているからだと思います。今後も私達は新活動地で母子保健事業を続けていきます。参加者の中には更なる支援を考えていらっしゃる方にも出会い、サポートの枠を広げる機会にもなりました。今回の出展を1つのきっかけとして日本やラオス、海外の様々なサポートを受け、過去や現在の皆さんの思いを繋げISAPHの活動がより発展することを願っています。