2016/7/4

名桜大学スタディツアー

ISAPH 事務局

 2016年3月22日~24日に、ISAPHラオス事務所にて名桜大学のスタディツアーの受け入れをいたしました。参加された方から感想文を頂戴しましたのでご紹介いたします。

                              

ISAPHの活動見学を通して
名桜大学人間健康学部スポーツ健康学科2年次 山下日向

今回、二日間という短い間だったがISAPHの活動の見学を通して得られたものは、たくさんあった。自分は将来、公衆衛生などの保健分野でその指導や健康教育を行いたいと思っていたので、今回のスタディーツアーはとても勉強になった。

昨年の夏に、私は東ティモールでの国際協力のスタディーツアーに参加した。そこではISAPHと同じように東ティモールの僻地で保健指導を行っているNGOの方々からお話を聞いた。そこではISAPHと同じように現地の郡保健局と協力しながら保健活動を行っていた。しかし、当の郡保健局の方々はあまり協力的ではなく、健康指導を怠っていた。それに対してラオスの郡保健局の方々はとても協力的で、日本人が介入せずとも自発的に保健指導の活動を行っていたのでISAPHの方々の地道な努力が実ったことを目の当たりにし、感動した。

また、郡保健局による村人参加型のワークショップがありとても有意義だとおもった。そこで行われている講義のひとつとして、三大栄養素についての講義があったが、私が参加した時は、単にどの食物がどの分類に振り分けられるのかを習う講義だったので、実際に住民たちがその知識を理解して食事にどう生かしているのかを知りたかった。

最後に、実際に現地で行っている健康教育現場を見学できたことは大変刺激的で良い経験になった。健康教育は開発途上国において、生命をつなぐためにまず一番大切な教育の一つだと思うので今後この驚きや疑問を新しい発想に変えて将来生かしていきたい。

村での健康教育を子どもたちと楽しむ姿

貴重な経験
名桜大学人間健康学部スポーツ健康学科2年次 城間光規

私は、初めてのラオスで色々な所を回り、ラオスの現状や日本との違いを感じることができた。その勉強の中で一番印象に残ったのは、ISAPHの活動で、県の保健局や看護学校、村での健康教育に同行させて頂いたことだ。まず、保健局などを回る前にラオスの特徴や問題点について学んだ。そこで、ラオスの人たちは意外にも携帯を持っていて、100%のうち102%を超え、1人で2台持つ人がいると知り驚いた。さらに、ISAPHは健康教育などを行っているが、村の伝統や言い伝えにより、最初の頃は受け入れてもらえなかったことを知った。

次に、県の保健局と看護学校に行き、県保健局長の話を聞いた。ラオスの病院は、日本と比べると劣るところはあるが、思っていたよりも綺麗で設備も整っていた。しかし、カムアン県セバンファイ郡では子どもの死亡率が高いという現状を知り、今まで嫌いな食べ物を捨てたりしていた自分を本当に最低だと思った。学校では、銃の撃ち方や匍匐前進の練習を目の当たりにした。そこで、女子である看護学生も銃の使い方を学んでいて、いつでも戦えるように教育していると聞き、とても衝撃的で日本との違いを感じた。

最後に村の健康教育を見学した。村の人たちは、伝統や言い伝えを信じて健康教育に参加する人は少ないだろうと予想していたが、40人近くの親子が集まっていて驚いた。さらに、郡保健局の人が問題を出し、当てられた家族がしっかりと答えられていて、ISAPHの活動は本当に役立っていると感じた。今度は、他の活動の現場に行きたいと思った。

私は、海外ボランティアに興味があるため、今回のISAPH見学はとてもいい経験になった。これから、現場で役立てる人材になれるよう勉強を頑張っていきたい。この度は、本当にありがとうございました。

村での健康教育に住民が参加している様子

ISAPHを通して
名桜大学人間健康学部スポーツ健康学科2年次 清水大地

結論から言おう。今回のISAPHの活動の見学は、私にとって自身の考え方や見える景色を変えてくれるものとなった。海外でのフィールドワークはタイに続いて2回目であり、1回目であるタイではボランティア活動だったのに対して、今回のラオスでの活動は現地での保健教育見学を体験したが、実は、自分にとって保健分野は興味がないので、正直憂鬱な気分での出発となった。興味がないといったが、自分の夢は決まっていなく、その中で自分の将来を決める一活動として今回のスタディーツアーの参加を決めた。

活動を通して大切だと感じたことは、現地の人々との信頼を築くことである。資源の投資は簡単かもしれないが、一緒に付随する技術を現地の人々が実際に使えるようにすることは容易ではない。一例として、中国とラオスの関係があげられる。ラオスは現在ベトナム進出をあきらめた中国が目をつけている国のひとつである。実際、ラオス国内では中国による投資のおかげで、公共施設やデパートが各地で建設されたという話を聞いた。しかし私は、それらが間違った開発途上国への支援だと考える。なぜなら、投資されてできた施設の運営のその後の管理がままなっていないからである。それは、インフラ投資をうけたラオスの責任ではなく、中国側の責任であると考える。しかし、ISAPHによる保健教育指導の支援は前にあげた中国のような支援とは違い、現地の人々のニーズにこたえた支援を行っていた。実際にニーズに応える支援には、信頼が必要である。村人が何に困っているのか、何を必要としているのかは、村人にしかわからない。わたしは感じた。 ISAPHは村人になっていたのだ。そこには信頼関係が築かれていたのだ。これこそが先進国による支援の真骨頂だと考える。このようなことを踏まえ、いまだに自分の夢は決まっていないが、物の見方や考え方を斜め上からの視点で見る力がついた。ありがとう、ISAPH。 ありがとう、ラオス。



連携で成り立つラオスの公衆衛生
名桜大学人間健康学部スポーツ健康学科3年次 呉屋静樺

今回、ISAPHさんの協力を得て、間近でカムアン県内の村での健康、特に栄養指導の現場を実際に見学できたことが2日間の日程のなかで最も印象的な出来事でした。ただでさえ、村のコミュニティに介入していくのが難しいなかで、郡病院などと連携をとりながら活動を村の人々に受け入れてもらうというのは、本当に驚きでした。

保健ヘルスセンターや郡病院は、私が予想していたよりも衛生環境も整っていました。また、訪問先のいずれのインタビューのなかにも、ファミリー計画の内容を耳にして、興味を持つことができました。ISAPHの活動内容や医療機関が母子保健やファミリー計画に力を入れていることからも分かるように、子どもに関する保健・衛生の分野は非常に重要視すべき問題であることなのだと学びました。

ISAPHの活動内容で素晴らしいと感じたのが、村への保健活動介入後は、郡病院と連携をとり、徐々に活動を郡病院や地域のヘルスセンターへと移行していくという点です。それこそ、その地域の伝統や地域性を守りつつ、保健・衛生面を改善できる方法だと思います。また、もう1つ驚いたのが、現場スタッフが5人と、少ないなかで活動している点です。効率的に個々がそれぞれの役割をこなしているからこそISAPHの活動がしっかり展開していくことができるのだと感じました。最後に、今回短い期間ではありましたが、私たちを受け入れていただきありがとうございました。

村での健康育を親子で見に来ている様子

ISAPHの活動と現地の見学から学んだこと
名桜大学人間健康学部看護学科2年次 渡久地結香

私は、この春にISAPHの活動とカムアン県の病院や看護学校などを見学させてもらい、多くの事を学ぶことができた。看護学校では、銃の使い方の訓練をしているとところを見たが、日本では考えられないことなので文化の違いを実感した。また、昔からの風習である食物タブーが栄養不足の原因になっていると聞き、衝撃を受けた。中でも、一番印象に残っていることは、ISAPHの活動の一環で村に健康活動として、栄養についてワークショップを開いているところの見学をさせてもらったことである。私は日本人が直接、村人に教えるだろうと想像していたが、実際は現地のスタッフが取り仕切り、教育していたので驚いた。これが国際協力なのかと、初めて実感させられた。確かに、日本人が全てやることは簡単だが、そうすると現地の人々はいつまでたっても自立することができない。また、他の村に現地人同士で教えあうこともできないと思う。そのため、現地のスタッフと知識を共有し、一緒に活動することが良い保健医療協力となる。私は、この活動を通し、国際協力することは現地の方と協力し、自分の生きてきた国のベストな知識を与え、習得してもらうことだと学んだ。私は将来、国際協力がしたいと心から思っている。そのためには、多くの知識や技術を身につけることが必要であり、たくさんのことを学ばなければならない。日本では、たくさんの本があり学ぶには最適な環境だ。学びたくても学ぶことができない人のためにも、私自身が多くの事を学び、将来海外に出て知識を広めたい。



ISAPHの活動見学を通して
名桜大学人間健康学部看護学科3年次 沼畑華枝

私は将来途上国で助産師として医療を行いたいと考えています。そのため、途上国の村の衛生環境の状況や村への介入方法、母子へのサポートなどについて知りたいと思い、ラオスを訪れました。

ISAPHは主に母子保健活動を行っている機関で、私たちはカムアン県セバンファイ郡シーブンフアン地区の食の健康教育の様子を見学させてもらうことができました。布で作った白板に野菜、肉、魚などの食品シールを村人に貼ってもらい栄養素を分類するという、住民参加型の健康教育を行っていました。このときに、教育を行っていたのは地元の郡保健局の方で、日本人のISAPHの職員の方との連携も上手くとって、村への教育活動を行っていました。そこで、なぜ文化も言葉も異なる外国人の介入をラオスの方々は受け入れて、協力的に活動を共にしているのか疑問に思いました。それは、ISAPHの活動が終了して、いなくなった後にも引き継いでもらえるようにと、ISAPHの方々は丁寧に保健局員の方や住民の方に活動の主旨や実地内容を理解してもらえるまで説明し、郡保健局の方に教育して、地道に人材育成をしていたからでした。私は外国人の介入したプロジェクトは介入も継続も難しいと思っていましたが、きちんと地元の人材を育成することによって、村人との関係が築きやすいことや活動の継続性が高まるということが分かりました。

ISAPHの活動を見学させていただけて、教育の仕方や大切さを学ぶことができ、良い経験となりました。今回学んだことを将来に活かしていけるよう励んでいきたいと思います。貴重な時間をありがとうございました。

健康教育に住民が参加している様子

ラオスの母子保健活動をみて
名桜大学人間健康学部看護学科3年次 城間美貴

私は将来、途上国で看護師として活動を行いたいと考えています。そのため途上国ではどのような活動が行われているか知りたいと思い、ラオスへ訪れました。私は母子保健分野の活動に興味があったので、ISAPHの活動を見学したいと思いました。

私たちが訪れた時には村での活動を終えた後でしたが、ISAPHの方が私たちのために活動をしていた村へ赴き活動を行い、見学をさせていただきました。活動では保健局の方と協力して村への栄養教育を行っていました。布で作ったボードに食材の絵が描かれたシールを村の人々が栄養素別に分けていました。村人はほとんどの人が栄養素に関する知識を持っており、活動へ積極的に参加していました。この活動をすることで、ラオスでは低体重児が多いと聞いたので栄養教育により乳児死亡率を減らすことにも繋がっていき、栄養バランスを考えて食事をすることから健康の維持にも繋がると考えました。

活動を行っていた村では乳児死亡率を減らすことができたと聞いたので、活動を行っていない村でも活動を行っていく必要があると思いました。そして、機会があればISAPHの活動へ参加してみたいと思いました。

活動の見学やISAPHの方から多くの話を聞くことができ、本当にありがとうございました。

健康教育に参加していた親子と学生

ISAPHの活動を見学して
名桜大学人間健康学部看護学科3年次 森田侑希

今回、ISAPHラオス事務所を訪ね、ISAPHラオス事務所が行ってきた活動を知り、また、実際にISAPHラオス事務所が最近まで実施していたカムアン県セバンファイ郡シーブンフアン地区の母子保健プロジェクトの健康教育の見学も行った。2日間のISAPHのスタディーツアーでは、ISAPHの活動内容を学ぶだけでなく、実際に活動を見学することで、ISAPHが十年間、各対象地域に行ってきた活動の大きな成果を知ることができた。

ISAPHの活動を見学していた中で、私が一番関心を持ったことは、村の住民の健康教育への参加率の高さであった。なぜ、私が村の住民の参加率に関心を持ったかというと、通常、中心地から離れている村などでは、村独自の習慣があるため、村の住民以外の者が住民に教育を行うことは難しいと考えられたからである。実際、健康教育を行おうとしても、参加さえしてくれないのが大多数である。しかし、私たちが健康教育を行う村に到着する頃には、多くの村の女性と子どもがすでに村の広場に集まっていたのには驚いた。さらに、ISAPHの母子保健プロジェクトは、5歳未満の子どもを持つ母親やその子ども対象に行われていたのだが、年配の女性も多数参加しており、参加人数は子ども・成人女性合わせて約35人もの村民が健康教育に参加していたのが印象的であった。私はこの光景を見て、ISAPHが十年間行ってきた活動内容や活動方法は確実に成果を出しているということが一目でわかり、村の住民との信頼関係の構築はISAPH職員の地道な活動があったからこそ、実を結んだのではないかと思う。

将来、私は医療・ケアが行き渡っていない場所に医療・ケアを届ける仕事をしたいと考えているため、今回のISAPHラオス事務所で見学した活動はとてもよい経験となった。これから、たくさんの知識を獲得し技術を高め、この素晴らしい経験を私の将来に活かしていきたいと考えた。

健康教育参加者に贈られるプレゼントに喜ぶ
子どもたちの笑顔