2016/5/16

ラオス国セバンファイ郡でMOU3延長報告会を開催

ISAPH LAOS  赤羽 由香 

報告会の様子


郡保健局局長による活動発表


参加者全員で記念撮影


2015年、ISAPHはMOU(了解覚書)3を1年間延長し、引き続きラオス国カムアン県セバンファイ郡での母子保健プロジェクトを実施してきましたが、郡保健局による保健活動の実施技術と運営能力の向上から、2015年12月をもってセバンファイ郡への支援を終了しました。それに伴い、2016年4月27日にMOU3延長報告会を開催しました。

今回の報告会では、MOU3の延長における1年間の活動報告と、セバンファイ郡でのプロジェクト終了による10年間のプロジェクトの成果及びまとめを報告しました。まず初めに、郡保健局局長のブンバン先生よりMOU3延長分の1年間の活動報告を発表していただき、その後ISAPH側から10年間のプロジェクトの成果を報告し、まとめを行いました。これまでの10年間に亘る活動の中で、ISAPHは郡保健局職員及びヘルスセンター職員と定期的なモバイルクリニック活動を実施してきました。モバイルクリニック活動とは、郡保健局及びヘルスセンター職員とチームを組み、毎月村を訪れて行う巡回診療のことです。その結果、乳幼児の成長モニタリング参加率の増加、妊婦健診受診率の増加、医療施設分娩率の増加、低体重児の減少、乳児死亡数の減少、対象地区のヘルスセンター職員や村長、VHV(Village Health Volunteer)、女性同盟による保健活動の調整・実施能力の向上といった多くの成果を生み出すことが出来ました。また、研修会を通して、郡保健局職員やヘルスセンター職員をはじめ村長、VHV、女性同盟は保健活動に役立つ知識・技術を身に付けることが出来ました。プロジェクトのまとめとしてISAPHからは前述した成果を述べ、各関係機関の協力及び住民を含め活動に関わる人々がISAPHの活動に理解を示してくれ10年間活動を行うことが出来たこと、それにより多くの成果を生み出すことが出来たことに対する感謝を伝えました。また、今後も郡保健局を中心として保健活動を継続してもらいたい旨を伝えました。ラオス側関係者からはISAPHの支援のおかげで母子の健康状態が改善したことなどに触れ、ISAPHに対して感謝の言葉をいただきました。

報告会を終えて改めて感じたことは、この10年間に亘る活動によって多くの成果を生み出すことが出来たのも、これまでのプロジェクトに携わった方々の努力や苦労があってのことだということです。私自身、文化や言葉の異なるラオス人と仕事をすることは容易ではなく、信頼関係を築くことも大変だと感じています。その他に今回の報告会では、これまでの活動に対する意見や今後の課題等も共有し、プロジェクトのまとめを行うことが出来ました。このセバンファイ郡での経験を活かし、また新たな気持ちで新規プロジェクトにつなげていきたいと思います。