2015/4/22

ラオス母子保健プロジェクト・フェーズ3報告会を開催

ISAPH LAOS 田川 薫 

活動成果の発表


参加者記念撮影


2015年4月2日、ラオス母子保健プロジェクト・フェーズ3の報告会をカムアン県タケク郡にて開催いたしました。今回の報告会の目的は、フェーズ3における3年間の活動報告とセバンファイ郡でのプロジェクト終了に向けて、9年間におけるプロジェクトの成果を報告し、これまでの活動に対する意見や現在の問題点等を共有し、セバンファイ郡でのプロジェクトのまとめと2016年からの新規プロジェクトにつなげるためです。報告会には、外務省、保健省、県庁、県保健局、郡庁、郡保健局、各村の村長、そしてISAPH理事である浦部先生とISAPHの磯事務局長をお招きしました。

9年間におけるプロジェクトの成果として、1. 乳幼児の成長モニタリング参加率の増加、2. 妊婦健診受診率の増加、3. 医療施設分娩率の増加、4. 低体重児の減少、5. ビタミンB1欠乏症による乳児死亡数の減少、6. 栄養摂取に関する母親の行動の変化、7. 6ヶ月未満児へモッカオを与える母親の減少を報告させていただきました。報告会参加者の方々からは、これまでの活動実績に対して高い評価と感謝の言葉をいただきました。また、2015年でISAPHによるセバンファイ郡への支援が終了しますが、その後も村、郡、県で協力し合って引き続き母子保健の向上に努めていかなければならないという、前向きな意見も出ました。

今回の報告会を開催するにあたり、これまで地道に収集してきた妊婦情報や子どもたちの情報、数値によるデータ、また住民への聞き取り調査の結果等をもとに、セバンファイ郡での9年間に亘るISAPHの活動をまとめる機会をいただいたことによって、裏づけのある成果そしてプロジェクトの課題が明確となりました。また、プロジェクトを評価するために必要な情報は何か、そしてその情報を得るためには時間と人手を要し、容易ではないことも痛感しました。同時に、ISAPHのプロジェクトを9年間継続してこられたこと、そして多くの成果を得られたことも、ラオスと日本での多くの人々の協力と長年にわたる地道な活動によるものだと強く感じました。

セバンファイ郡での活動は2015年で終了しますが、ここまで向上してきたセバンファイ郡の母子保健を後退させないよう、この1年間は郡保健局の活動をフォローしていきたいと思います。また、これまで積み上げて来たISAPHの活動と今回の報告会で明確となった成果と課題をもとに、2016年からの新規プロジェクトを作り上げていくことができればと考えています。

最後に、今回の報告会を無事に開催することができましたのも、セバンファイ郡保健局、カムアン県保健局をはじめ、ISAPHの活動に関わる多くの方々のおかげです。心から感謝申し上げます。また、このような報告会を担当させていただく機会をいただけたことにも大変感謝しております。ありがとうございました。