マラウイ「子どもにやさしい地域保健プロジェクト」カウンターパート研修報告②

マラウイ「子どもにやさしい地域保健プロジェクト」のカウンターパート研修に合わせ9月20日に久留米で開催された国際協力セミナーで、プロジェクトのサブプロジェクトマネジャーとして活動全般についてお話をしました。プロジェクトは長期の栄養不良を意味する発育阻害、つまり年齢に対して身長が低い子の改善を目指しており、栄養不良の子が離乳期に多いことから、いろいろな食材を添加した栄養価が高いお粥をお母さんたちに推奨していることなどです。栄養研修で学んだことがまだ家庭で実践されていないなどの課題もあり、今後はタンパク質(大豆)の摂取を増やす活動や、HSA(Health Surveillance Assistant)との連携強化を図っていくこともお伝えしました。

その後、福岡での研修を終えたカウンターパート2名は東京へ移動し、9月24日には在日マラウイ大使館を訪問しました。大使をはじめ、次席公使、一等書記官、二等書記官に対応していただき、プロジェクトが直面している問題について率直な話し合いができ、有意義な場となりました。その後、昼食をご一緒し、さらに友好な関係を築くことができました。

日本滞在中、カウンターパートの方たちは日本の良いところを学んだようです。例えばどこの町でも非常に清潔であること、すべてのことがよく準備されて実施されていること、人々が親切であることなどです。このような経験から「日本」というイメージが良くなったようで、今後プロジェクトへの理解や協力が確実に増すことと思われます。

ISAPH事務局 齋藤 智子

Dr. Mbeweの講演を日本語に通訳

マラウイ大使館にて