2012/08/23

青年海外協力隊の方がラオスの活動を見学されました

ISAPH LAOS

8月10日に青年海外協力隊の土屋惠さんがラオスでの活動を見学され、レポートと写真を送ってくださいましたのでご紹介します。

 

ISAPHの活動を見学して     青年海外協力隊(派遣国:ラオス 職種:助産師) 土屋 惠

私は今、首都ビエンチャンにある国立母子保健病院でボランティア活動をしています。配属先は、1日の妊婦健診者数が平均100人、分娩件数も年間4000件を超えます。しかし、ここを受診する患者さんは極少数で、多くの方は交通の便や経済的理由で村のヘルスセンターや郡病院を受診するか、あるいは医療サービスを受けることができないでいます。病院で活動していると村の状況をみることはなく、もっとラオスの現状を知りたいと思い、今回ISAPHの活動を見学させていただきました。

今回見学した村は健康村に認定されているということでしたが、簡易的な住居で敷地内に家畜がおり、私が今まで出会った村の中で一番貧しい村という印象でした。集まってきた村人たちの多くは、汚れた服を着ていて、子どもたちは標準よりも小さく痩せている子が多く、自分の任地との格差に衝撃を受けました。ラオスの医療レベルはまだまだ低いですが、その基本的な医療さえ受けることができない現状。これが大多数の国民の姿なのだと実感しました。

モバイル診療、妊婦健診、鉄剤・ビタミン剤の配布、そして健康教育。健康教育では、スタッフが行いやすく、村人が積極的に参加できるよう工夫され、ISAPH職員、保健局・郡病院の職員、村のボランティアが協力し合って、自ら進行していました。日本では当たり前の「自ら動く」行動も、援助慣れしたラオスではなかなか難しいこと。ラオス人自身がこの活動の成果を実感し、重要性を認識したからこそモチベーションが向上したのだと思います。また、ISAPHの活動は地域のニーズにしっかり密着した活動であり、目に見えるプラスの影響を住民に与え続けているのだと思います。

安全なお産を行うには、妊婦さん自ら健康的な生活を管理できる教育が重要となります。私の配属先では、まだ妊婦さんへの健康教育が十分なされていない状況なので、今回の見学を活かし、妊婦さんのニーズのみならずスタッフが成果を実感できるような健康教育を検討していきたいと考えています。

フリップチャートを用いて妊婦へ健康教育を行う様子

 

離乳食のサンプルとしてお粥を配布

 

パネルシアターでの栄養指導の様子