2012/11/01

VHV研修を実施

ISAPH LAOS 福山 修次 

グループワークの様子

体重の測り方を発表するVHV

これから重要な役割を担っていくと思われるVHVに、2日間研修を2か所で行った。これまでISAPHが主導で行ってきた健康教育活動も郡保健局の職員が主導で行うところまで来た。そしてこれからは、地域住民主導で行っていきたいというのが、国の方針でもある。VHVとはビレッジ・ヘルス・ボランティアのことで、各村でこれまで行われてきた郡保健局を中心としたモバイルクリニックを行う際に、各村で手伝いをしてくれている。今後、彼らが主体的に活動を行えるようになれば、郡保健局の負担が少なくなるばかりでなく、雨季などで道が悪く、ISAPHや郡保健局が定期活動に行くことが出来ない時期でも、定期的に住民に対する教育が行える。そのために下記の研修を行った。

  • 保健ボランティアの役割
  • 5歳未満の乳幼児の身体測定法
  • 妊産婦への健康教育(栄養・育児・健診)
  • 予防接種の重要性とそれによって予防可能な疾患の知識
  • 妊産婦、新生児、乳児死亡、妊産婦死亡の登録方法

午前は郡保健局の職員がレクチャーを行い、午後は4グループに分かれての指導案作成と、その発表が行われた。研修は、終始なごやかなムードで行われた。VHVからの発言も多く、モチベーションをもった人々が集まっていることを実感した。 シーブンフアン・カシ地区とカンペータイ地区の2つに分かれて行われた今回の研修では、 それぞれの地区と村の人々のもつ雰囲気の違いなども見ることが出来て新鮮だった。 研修の最終日には、修了書も授与された。初日よりも自信が深まり、晴れ晴れとした面立ちで去っていくVHVを見て、今後の成果を予想してみるのが、我々の楽しみでもある。すぐに彼らが中心となって健康教育を行うことは難しいかもしれないが、今後も定期的に研修を行うことや、定期活動において少しずつ健康教育を実践させていくことが、今後の村の生活水準を上げていくことに役立っていくだろう。

 


ISAPHの活動のおさらい
カムアン県保健局、セバンファイ郡保健局を指導対象とし、3地区、合計13村においての住民参加型保健活動を支援している。定期的に支援している活動としては、郡保健局が主体となり実施しているモバイルクリニック(健康教育、発育測定、妊婦健診、診療、予防接種、家族計画)である。上記に加え、モバイルクリニックを効率よく効果的に行う為にVHV研修を行っている。 また、対象地区の衛生状態改善の為、一部の地域への井戸・トイレ設置支援や、貧困に苦しむ住民への治療費支援、母親のいない子どもや母乳による栄養摂取が困難な子どもたちへの粉ミルク支援を行っている。